高級ミニバンとして強い存在感があるトヨタ、アルファード。
車中泊のイメージがないクルマですが、そのうまくやれば最高に広いスペースが作れるミニバンです。
この記事では、
- アルファードで車中泊できるのか
- アルファードの実際の車中泊スペースの広さ
- アルファードで車中泊する際のシートアレンジと注意点
について、実際にアルファードの車内を見てきた著者がまとめています。
アルファードへの買い替えを検討している方、アルファードで車中泊をしてみたい方の参考になること間違いナシです。ぜひ一読してみてください。
読みたいところをチェック!
アルファードはフルフラットになるのか?
アルファードは、シートアレンジのみで完全なフルフラットにはなりません。
2列目・3列目シートを倒せばフラットに近い状態になりますが、シート間の段差はあります。
7人乗りは2列目シートがキャプテンシートとなっており、ハイグレードになると固定式の肘掛けが付いています。
この肘掛けはシートを倒したときに出っ張るので、車中泊には邪魔になります。
何度も車中泊をされる、ふたり以上で車中泊をするというのであれば、8人乗りを選んだ方が良いでしょう。
アルファードのシートアレンジの方法と種類
7人乗りと8人乗り、どちらも基本的にシートアレンジは同じリアシートフルフラットモードになります。
- 2列目シートのヘッドレストを外して後ろに倒す
- 3列目シートの座席部分とつなげる
- 3列目シートの背もたれを最大限に倒してフラットにする
このあとにシート間の段差や傾斜を解消するためにクッションなどを入れて、そのうえにマットレスを敷き詰めます。
「細かい調整やセッティングが面倒くさい」「段差をできるかぎり無くしたい」という方は、エアーマットがおすすめです。
アルファードの車内スペース(室内の広さ)
奥行き | 190~220cm前後 |
室内幅 | 140cm |
高さ | 80cm(シート上) |
アルファードは他のミニバンより全長が長いので、2列目シートの足元までを含めると約220cmの奥行きができます。
室内幅も広いので、ふたりで寝ても十分に寝返りが打てます。
高さのみ、他のミニバンと変わりません。大人が座るとギリギリ天井に頭が触れるかどうか、子どもなら立って着替えられるほど。
大人と子どもがいっしょに寝ても大丈夫なほど車内スペースに余裕があります。
シートを倒したときに段差や隙間
先ほどもお伝えしたとおり、2列目・3列目シートの間には約10cmの段差があります。
この隙間をクッションやマットで解消したあと、全体にマットレスを敷けばフラットな空間ができ、快適な寝室の完成です。
車中泊するときの収納スペース
(引用元:アルファードのシート段差をどう乗り切るか!?【うちの場合】 | 車中泊グッズおすすめ大集合!)
アルファードのようなミニバンは、リクライニングした座席シートの下に荷物を押し込めます。
衣類などの大きくないものであれば、シート下の隙間に収納できます。
アルファードは、3列目シート下のデッキボードを外すと、深さ約28cm・奥行き約70cmの床下収納があります。
必要であればスペアタイヤを取り出すことでマットや布団などの車中泊グッズを収納できます。
シートを倒していたときは取り出すのが大変なので、寝る前のセッティングをする前に荷物を取り出しましょう。
アルファードの車中泊で役立つオプション・グレード・公式アクセサリ
スマホやバッテリーの充電など、幅広く役立つのが車内コンセントです。
アルファードは、オプションで『AC100Vコンセント』が取り付けられます。
いざというときに役立つので、余裕のある方はぜひ付けておきましょう。
アルファードの車中泊での注意点
シートの段差はできるかぎり解消する
ヴォクシーで車中泊するときは、とにかくシートの段差を解消するのが大切です。
車内で寝るのに慣れていない場合、すこしでも段差が残っていると寝付けず、快眠できなくなるときも。
また、段差を解消しても薄いマットだとゴツゴツ感が残って痛いので、できるかぎり分厚いマットを選びましょう。
はじめて寝るという方には厚さ5cm以上のマットか、エアーマットがおすすめです。
夏場の風通しと目隠しには気をつける
ヴォクシーのような大型ミニバンは窓が大きいのでよく風が通りますが、蚊や虫が入ってこないように要注意です。
市販の虫除けネットは必ずサイズがあったものを使い、できれば虫除けスプレーを併用するのがベスト。
車中泊したことがない人は想像がつかないかもしれませんが、寝床に虫が一匹でもいると寝られなくなるので、虫対策はお忘れなく。
【まとめ】アルファードの広さは車中泊にベスト
- 2~3列目シートをアレンジすれば奥行き190cm×横幅140cmの大空間
- 7人乗りは2列目シートの間に隙間ができるので注意
- 深さ約28cm×奥行き70cmの床下収納スペースあり
アルファードクラスの大型ミニバンになると、なかなか車中泊のイメージが湧かないかもしれません。
しかし、スペース的、荷物の収納的にも十分なので、その気になれば車中泊ができるクルマなのは間違いありません。
一度フルフラットのセッティングを覚えてしまえば何度も寝られるようになります。時間の都合も効くしコスパも良いので、ぜひ挑戦してみてください。
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