どうも、車中泊を研究しているミヤザキです。
セダン型のハイブリッド車として有名なプリウスは、車中泊を想定して作られているようには見えません。
しかし、実際は「燃費の良さを活かして遠出できるし、2人でも車内で寝られるクルマ」でした。
この記事では、
「実際に寝るときのスペースと注意点」
「プリウスが車中泊に適しているポイント」
「必要なマットレス・グッズ」
をまとめました。
これから車中泊する方、そしてプリウスへの買い替えを考えている方の参考になれば幸いです。
読みたいところをチェック!
実際に寝るときの車内スペース(プリウス30系 五人乗り)
2011年式グレード1.8Lで実際に使える広さは、このようになっています。
・奥行き:170〜200cm(前席シート含む)
・横幅:100〜130cm
・高さ:75cm
プリウスαの場合、全体的にひとまわり大きなボディになっていますが、室内の横幅が少し広くなっただけで大きな違いはありません。
※以下、クリックで詳しい説明が開きます。
プリウスが車中泊に適しているポイント
AC100V/1500Wの電源オプションで家電が使える
引用元:http://toyota.jp/prius/spec/om32/
2012年以降に販売されたPHV仕様であれば、家電製品が使えるAC100V/1500Wのコンセントが搭載されています。
標準搭載されていないグレードであっても、必要であればメーカーオプションで付けることもできます。価格は43,200円ほどです。
1500Wは、ほとんど家庭用電化製品が使える容量です。家電は1500W以下になるように作られているからです。1200〜1400Wほどの電化製品には、ドライヤー・アイロン・電気ケトル・小型冷蔵庫などがあります。
この中から1台使用できるほか、走行中にパソコンやスマホの充電も行えるので災害時にも役立ちます。DIYでヒューズからインバーターを使って電源を取る方法もあります。
電動エアコンのおかげで車内が静かになる
プリウスは、バッテリーでエアコンが動く電動エアコンを搭載しています。
これがどう良いのかというと、他の自動車と違ってエンジンがつけっぱなしの状態ではないため、ガソリン車に比べれば静かな環境で寝られるというわけです。
暖房や冷房を使って電池が消費されると、エンジンが動作を始めて充電します。充電が終わると、自動的に停止するようになっています。
ただ、このエンジンが動いたり止まったりする時に動作音や振動が起こります。夏場であれば、10〜20分ほどでエンジンが動きます。
車中泊に適したオプション「寒冷地仕様」
新型プリウスでは、寒冷地仕様の装備をメーカーオプションで追加できます。価格はグレードによって異なりますが、18,360〜23,760円ほどです。
・ヒーター付きドアミラー……ミラーの霜や氷雪を取り除く。
・エンジン冷却水 LLC50%……冷却水が凍結しない高濃度冷却水。
・リアフォグランプ……視界が悪いときに後続車に存在を知らせるランプ。
・耐チップテープ……車両下部の保護を目的としたテープ。
・ウィンドシールドデアイサー(熱線入りフロントウインドウ)……ワイパーが動かなくなるのを防ぐ熱線。
車中泊でのデメリットや注意点
アイドリング事故の危険性
アイドリング状態のときに排気口周辺に雪や樹木があるとガスが車内に逆流する恐れがあります。
一酸化炭素中毒による死亡事故も起こっており、アイドリングストップを禁止する条例もあります。駐車中はシステムOFFにするように推奨されているので、車中泊をする場合は自己責任で行ってください。
エアコンを使い過ぎると燃費が悪化する
プリウスでは、エアコンを使えば使うほど発電のためにエンジンが動いてガソリンを消費します。
燃費の低下率は、口コミによれば平均で暖房が10%、冷房が5%ほどです。8時間暖房した場合の消費ガソリンは、およそ1.5〜2.0Lと言われています。
まとめ:2人での荷物が少ない車中泊旅に最適
プリウスはセダン型なので車中泊に不向きという声もありますが、天井の圧迫感に慣れれば問題なく寝られるという意見が多いです。
荷物を収納するスペースが少ないので、アウトドア・レジャーよりも温泉巡りやグルメ旅といった観光旅行に向いていますね。
PHV仕様のバッテリー電源を活かせば、扇風機で換気したり、スマホの充電ができたり、とても快適な環境が作れます。
ぜひプリウスを検討中の方は、PHV仕様を検討してみてはいかがでしょうか。
プリウス
メーカー:トヨタ
プリウス PHV
メーカー:トヨタ
プリウス α
メーカー:トヨタ
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