【アウトランダー PHEV 車中泊】これで安心!フルフラット・シートアレンジ・注意点まとめ

アウトランダーPHEV 車中泊

他にないPHEVのSUVとして人気があるアウトランダーPHEV。

この記事では、

  • 「アウトランダーPHEVの車中泊で気になるポイント」
  • 「実際の車中泊はどのようになるか」
  • 「寝るときの注意点」

をまとめました。

初めてSUVやPHEV車を買う方は、買い替えの参考にしてみてください。満足できるクルマ選びの手助けになれば幸いです。

アウトランダーの車中泊で気になる4つのポイント

①フルフラットになるのか?

実際にPHEV仕様を見てきました。

ご覧の通り、6:4分割式の2列目シートを前に倒すだけでフラットなスペースが完成。

170cm未満の方であれば、足先まで伸ばして寝っ転がれます。

シートの裏面にわずかな傾斜があるだけで、ほぼフラットに近かったです。中身もしっかり詰まっているので、強度面での不安も感じませんでした。

②シートアレンジは?

アウトランダーは、PHEV仕様の場合は5人乗り、ガソリン車は7人乗りが選べます。

PHEVは、先ほどのように2列目シートを倒すだけ。

ガソリン車は、こんな風に2列目+3列目シートを倒せばフルフラットになります。


引用元:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/outlander_gasoline/utility/uti_01.html

③車内スペース(室内の広さと荷室)は?

横幅は、シングルベッドより少し大きいぐらいです。小柄の方であれば、2人寝られるぐらいです。

  • 奥行き:170cm(リアシート座面を外せば最大210cm)
  • 横幅:100~130cm
  • 高さ:80~90cm(PHEVとガソリン車で違いあり)

④シートの段差や隙間、傾斜は?

SUVなので十分な全長はありますが、倒したリアシートの出っ張りのせいで奥行きが足りないと思われる方も多いようです。

170cm未満の人でも寝られるスペースが作れないか調べてみると、リアシートの座面を取り外してスペースを拡げている方がいました。

やり方はカンタン。アームを固定している12mmの六角ボルトを外すだけ。これで最大40cmもスペースが拡げられます。


(参考動画:アウトランダーPHEVで車中泊 #09 ~車内スペース拡大と非常用装備~)

エアコンと家電が使えれば快適な車中泊に


引用元:http://www.mitsubishi-motors.co.jp/outlander_phev/styling/

アウトランダーPHEVは、なんといってもバッテリーをフル充電しておけば、エアコンや家電製品が使えるのが魅力です。

エンジンを停止した状態でエアコンを使えるので、冷暖房のおかげで寝付きも良くなります。

もしバッテリーの充電がなくなっても、自動でエンジンが掛かり充電してくれます。口コミではフル充電で8〜10時間ほど連続使用できるようです。

釣りやサーフィン、キャンプにウインタースポーツ。いろんなところで電気が使えるのは嬉しいですね。

電源があるとこんな風に楽しめる!

  • 電気毛布を使って、ウィンタースポーツでの車中泊でも快適に寝られる。
  • カメラなどの撮影機材の充電ができるので、撮影旅行の強力な味方になる。
  • いつでもPCやスマホの充電ができるので、動くモバイルオフィスとして使える。
  • 早朝や深夜の寒いときに暖かいコーヒーやカップラーメンを味わえる。

寝るときは”充電”と”暖房”に注意

①バッテリーの充電は計画的に

PHEVならではのメリットを活かすには、バッテリーのフル充電が不可欠です。

肝心のPHEVへの充電は、高速道路のSAや道の駅にある急速充電器を使用できます。事前に充電の計画をしっかり立てて快適に旅行しましょう。

②冬場の暖房対策は徹底しよう

アウトランダーを選ぶのであれば、暖房には電気毛布がうってつけです。

フル充電しておけば、コンセントにつなぐだけで長時間(8~10時間)電気毛布が使えます。朝までぐっすり眠れますね。

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1人用であれば、この文字通り「あったか寝ころんぼマット」という電気毛布がベストです。

封筒型の寝袋のようなマットとカバーの2枚構造になっており、中にもぐりこめばヌクヌクとした暖かさの中で寝られます。

2枚のマットはファスナーを開けば取り外せるので、普通の電気マットや掛毛布としても使えて便利。温度調節も細かくできるし、うっかり防止のタイマー設定もできます。

電気毛布は必需品ですが、他にも車中泊を始めるのに役立つグッズをまとめてあるので参考にしてみてください。

必要な車中泊グッズはこちら

アウトドアよりも荷物の少ない観光旅行向け

多少の悪路なら問題ありませんが、本格的なオフロード(山岳や泥道、河川や砂地)などのヘビーな環境に適したSUVではありません。

他社で言えば、ヴェゼルCX-5のような乗用車としての車体設計をされている4WDとなります(そもそも車体フレームが違うそうです)。

多少の悪路なら問題ありませんが、マリンスポーツやウィンタースポーツでの過酷な環境での使用を考えている方は、プリウスなど他のクルマを検討した方が良いでしょう。

内装の使いやすさを考えれば、アウトドアで使い倒すことを想定されているホンダのエクストレイルに軍配が上がります。

就寝スペースの点では、エクストレイルを除けば、他のSUVと大した差はありません。

まとめ:奥行き問題は十分! さらにエアコンと家電が使える最強車

アウトランダーは、カスタムなしでも奥行きが170cmあり、そのまま車中泊するには十分な広さがありました。

さらに長時間のエアコン(冷暖房)使用と様々な家電製品が使える便利さは、実際に車中泊を経験した身としては最高の魅力でした。

車中泊を抜きにして充電ができるという点を考えれば、趣味や遊びの幅が大きく広がるのは間違いありません。

「このクルマにしかできない強み」を持っているアウトランダーPHEVは、予算の点をクリアできるなら、他をさしおいてまず検討すべきSUVです。

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