どうも、車中泊を研究しているミヤザキです。
この記事では、
- 「CX-3の車中泊で気になるポイント」
- 「実際の車中泊はどのようになるか」
をまとめました。
初めてSUVを買う方は、買い替えの参考にしてみてください。満足できるクルマ選びの手助けになれば幸いです。
ホンダCX-3 の車中泊で気になる2つのポイント
①フルフラットになるのか?
まず、CX-3の後部座席(リアシート)は、6:4の分割可倒式です。
1人で寝る場合は、片方を倒してベッドスペースにして、もう片方を荷物置き場にすることができます。
2人で寝る場合はリアシート全体を倒して寝ることになりますが、奥行きを拡げられるのは助手席側に限られるので、2人で寝るのは厳しいでしょう。
肝心のフルフラットですが、リアシートの裏面に傾斜があるので、どうしても身体が斜めになります。
そもそも車中泊や荷物置きを想定していないのか、裏面がちょっと柔らかくてボコボコしているのが気になりました。
②シートアレンジは?
身長170cmほどであれば、リアシートをすべて倒して斜めに寝られます。少し膝を曲げる必要がありますが。
170cm以上の人は、前席を最大限前にスライドさせて倒せば180cmほどのスペースができます。ただし、前席との間の隙間を埋めなければいけません。
③車内スペース(室内の広さと荷室)は?
- 奥行き:152~180cm(前席の背もたれからラゲッジルーム端まで)
- 横幅:99cm
- 高さ:65cm
④シートの段差や隙間、傾斜は?
先ほど書いたように、前席との間に奥行き30cm × 横幅 45cmほど × 高さ50cmほどの隙間ができます。
クーラーボックスやコンテナボックスなどの荷物を詰めるか、固めの一枚板を渡さなければ寝られません。
傾斜については、リアシート裏面の傾きの他に気になるところはありませんでした。リアシートの分かれ目もマットを敷けば問題なさそうです。
車中泊のための準備で必要なグッズやマットもまとめてあるので、参考にしてみてください。
実際の車中泊では室内高がネック
コンパクトSUVは車高が低いので、シートを倒して室内に座ると天井に頭が当たります。座った状態で着替えるのは難しいです。
また奥行きが短く、リアシートを倒した状態では150cmほどしかありません。170cmを超える人は隙間を埋める準備が必要なので、気軽に車中泊ができるクルマとは言えません。
良いところを挙げるとすれば、セダンのように窓が小さいので、寝ているときに外から見えづらいといったところでしょうか。冷暖房や荷物の積み込みなどは、特別優れているところはありません。
他社のSUVと比べても微妙
室内が広そうなイメージがあるSUVですが、横幅は広くても奥行きが短い傾向があります。
1人で寝るならホンダのヴェゼルの方が奥行きがあります。同じマツダでもCX-5の方が車中泊に適しています。
参考までに、ヴェゼルの奥行きは164~184cm、CX-3の奥行きは152~180cmあります。
街乗り+キャンプやアウトドアでよく使いたい人は、SUVならエクストレイルが最適でしょう。
CX-3はひとりなら車中泊できる
足を伸ばして寝たいなら準備が必要ですが、CX-3は1人なら寝られるだけの余裕はあると分かりました。
本格的な車中泊旅は難しいですが、PA・SAで小休止したり、数時間の仮眠を取る程度なら対応できるクルマでしょう。
頻繁にキャンプやアウトドアをしないのであれば、ヴェゼルやCX-5と並んで候補にあげてもよいSUVだと思います。
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