どうも、車中泊を研究しているミヤザキです。
コンパクトカーであるノート(note)は、車中泊やアウトドアを想定して作られてはいません。
しかし、実際は「快適に遠出できるし、いざという時に1人なら車内で寝られるクルマ」でした。
この記事では、
- 「ノートの車中泊で気になるポイント」
- 「同じ予算で他のクルマと比べた結果」
をまとめました。コンパクトカーや話題の電気自動車への買い替えを検討中の方の役に立つこと間違いなしです。ぜひ一度目を通してみてください。
ノートの車中泊で気になる2つのポイント
ノートには、2012年9月販売の現行E12型とそれ以前に販売された初代E11型があります。
現行型は、2016年11月のマイナーチェンジでe-Powerという電気自動車(EV車)が追加されました。
燃費性能の大幅アップはもちろんのこと、バッテリー切れの心配のない電気自動車を目指して開発されています。
車中泊でのポイントについては、現行と初代の2通りに分かれます。
・現行ノート → 段差を埋める + 隙間を埋めるための公式オプションかDIYが必要。
・初代ノート → 隙間を埋めるためのDIY + マットや布団があれば寝られる。
①フルフラットになるのか?
【現行ノートE12】
引用元:http://shachuhaku.main.jp/note/
現行ノートは、後席と荷室の間に10cmほどの段差(e-powerは15cm)ができるので、完全なフルフラットになりません。
フラットなスペースを作るためには、ディーラーオプションのマルチラゲッジボード(27,052円)が必要です(Amazonでも販売されています)。
オプションを付けない場合は、高さを合わせた収納ケースのうえにマットや板を敷けば安上がりです。収納ケースは乗せっぱなしにできるのでラクですね。
引用元:http://minkara.carview.co.jp/userid/948197/car/1196374/4860395/parts.aspx
写真のようにラゲッジボードを敷いた時点で、後席から荷室の端までは約145cmです。
斜めであれば170cmほど確保できますが、やや傾斜があります。
疲れているか慣れていないと寝付けずに睡眠不足になる可能性があるので、まっすぐに寝るのがベストチョイスです。
前席を一番前にスライドさせ、後席との間にある20〜30cmほどの隙間を埋めます。
引用元:http://www.tofuday.com/entry/2016/11/06/184349
段差を埋めるには、収納ボックスを使えば一石二鳥ですね。
こうして奥行き175cmほどのスペースを作ります。1人であれば足を伸ばして寝返りを打てるようになり、きちんと睡眠を取れます。
【初代ノートE11】
初代ノートは、前席を一番前までスライドさせて後席を倒すだけ写真のようにフラットになります。
現行ノートと同じく、前席を一番前にスライドさせて後席との隙間を埋めれば175cmまでの人なら寝られます。
バルブを開くだけで空気が入るエアーマットは布団のようにかさばらず、しっかり体重を受け止めてくれるのでオススメです。
②車内スペース(室内の広さと荷室)は?
(初代ノートの車内)
現行と初代は、室内の広さに大きな差はありません。
・奥行き:145cm〜175cm
・横幅:100〜125cm
・高さ:65〜80cm
身長が180cm近い人は、足を伸ばしたときにテールドアに触れる可能性があり、少々足を曲げて寝ることになります。
室内の高さは最大80cmなので、座って背を伸ばすのは難しいです。
荷室側の天井が低くなっているので、寝るときは前席側に頭を向けましょう。車内での飲食や着替えは大変なので、できるかぎり外で済ませるべきですね。
ワゴン車やミニバンと違ってスライドドアがないので、就寝前後やトイレのときの出入りのことを考えて駐車場所を選びましょう。
③収納スペースは?
引用元:http://www.kbccarland.com/sale/note/
初代ノートは荷室の下にスペースがありますが、現行ノートは荷室下の収納スペースがなくなっています。
アウトドア向けのコンパクトカーとは違い、荷室の広さはあまり考慮されていないようです。前席の足元か、前席と後席の間を使ってうまく収納しましょう。
同じ予算で他のクルマと比べてみた
コンパクトカーであるノートのライバル車は、トヨタのアクアとホンダのフィットです。
車中泊に関わる室内の広さでは、ノートの方がアクアやフィットより天井がわずかに高く、荷室が広いです。
フルフラットの点では、アクアとノートは同じような段差があるので、ワンタッチでフラットにはなりません。この点、フィットハイブリッドはシートを倒せばフラットになります。
まとめ:ノートは1人旅の車中泊にぴったり
新型ノートは、「車中泊するなら1人。荷物のスペースよりも普段の燃費や走りを大切にしたい」方には、ちょうどいいですね。温泉巡りなんて楽しみ方もありますよ。
モデルチェンジ後、ノートの販売台数は一気に伸びています(参考:日産 ノート、販売台数8万3311台でコンパクトセグメント1位 2016年度下期)
フィットやヴィッツを引き合いに出して値引き交渉するのが良いですね。ぜひ次世代の電気自動車を検討してみてください。
ノート e-Power
メーカー:日産
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