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空き家活用をするぼくが持たないと決めたモノ②家具や娯楽品

ぼくは、高知で空き家活用団体として活動をしています。 現在までに空き家を使ったAirbnb、シェアハウス、そして次はオフグリッドハウスを企画しています。 (参照:高知空き家活用団体(仮) on Strikingly) この活動を始めてから今まで、日増しに強くなっている思いがあります。 タイトルにある通り、私物や娯楽品など、いつか使うかもしれないモノを減らしたり、きっぱり捨てることの重要性です。   SNSでつながれる今、あえて会うことで抜きん出る 複数の拠点を作るとなると、それだけ多くのスペースを持つことになります。 でも、そのスペースは自分以外の人を受け入れるための余白であって、自分の私物で埋める場所であっては面白くないと感じています。 生活のために必要なことをそぎ落とし、可能な限り、遊び場を広げたいんですよね。   反対に、ぼくが他のスペースに足を踏み入れる時も同じです。荷物が少なければ少ないほど様々な人に会いに行ける、と仮定しています。 SNSでやり取りすることは多くても、実際に会いに行って話を聞くには物理的な障害があります。 だからこそ、会いにいけるという環境を作れば、人とは違った体験に近づけます。 理想は、車1台で生活。私物はスーツケース一個に収めることです。2〜3日であれば、トートバッグひとつでいきたいですね。   環境を変える若者の動きを知るために 地方移住という言葉がチラつき始めた昨今、環境を変えようと動く若者が現れ始めています。 ぼく自身、その動きのひとつですが「あぁ動いてるなぁ」と思って後を追うようではいけないんですよね。 若者として時代の感覚を掴めている今こそ、さっさと動き、その先の時代を感じ取って書いていかなければ、まったくもって面白くありません。 モノを持ったり、捨てたりする時間や手間さえもったいない。その手間や拠点に帰る分、前に進むことができるんですから。   拠点が多くなればなるほど、いつか使うモノや必要なモノは遠ざかる 例え話ですが、寒いのが嫌なのに雪国に住まざるを得ない人がいたとします。 この人は、寒さから逃れるために多くのモノを持っています。ストーブ、薪、電気カーペット、エアコンetc…… でも、もしこの人がその気になれば明日から南国に住める人だとしたらどうでしょう。いつも必要だった暖房器具は不必要になり、コストが浮きます。 「そんな人、なかなかいないよ」と思う方。あなたがそれなりに年齢を重ねた人ならわかりますが、20〜30代の若者だったとしたら、その諦めはヤバイです。 なにせ、どんどん人が動き始める世の中で、場所に縛られて“本来必要ないはずのコスト”を払い続けるわけですから。それだけで人生が後退していきますよ。 格安航空などで、確実に移動のコストは下がっています。なぜそこに縛られるの? と問われる時代が来ます。そう予感して、ぼくは拠点づくりを進めています。   というわけで、ぼくはこれまで集めていた本やCD、衣服や家具のほとんどを処分して、ダンボール一個で収まるようにしています。 わざわざ賃貸を借りて、いつか使うモノを置いておく必要もありません。いざとなれば、実家に送ってもまったく大丈夫な量ですからね。 空き家を活用してシェア倉庫化する若者も現れるんじゃないでしょうか。これならウチでもできそう……

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空き家活用をするぼくが持たないと決めたモノ① 借家

ぼくは空き家を活用して築40年の家を借りていたのですが、結局1年で出ることになりました。振り返ってみると、今の生活を作っているのは、すべてこの家がきっかけです。ありがとうございます。 とはいえ、これから同じように特定の家を借りて、家という拠点を持ちたくはないと思っています。 持ち家ならいいですが、投資ならまだしも、若者としてまだ“家を買う”タイミングではないうえ、デメリットが多いんですよね。   賃貸の家を持つデメリット ・仲介料など無駄な支払いが多い ・入居も退去も手間が多く、場所に縛られてしまう ・余計な管理コストが掛かる   ぼくが思うデメリットの細かなところ ・不動産屋の仲介料、敷金、礼金といった慣習に基づく支払いが発生するので、たかだか家ひとつに対しての支払いが大きすぎる。帰って寝るだけになる可能性もある家に対して、それだけ払うのは明らかにコスパが悪い。 ・書類上での取り決めはなくとも、大家との「一年は住んで欲しい」「最低これぐらいは……」という曖昧な縛りが発生する。大家と借り主との立場上、はっきりと断るわけにもいかず、家賃の交渉もしづらい(気に入らないなら出ていけ、と言えますからね)。 ・入居、退去の際、荷物の全運び込みや全撤去といった手間が掛かる。労力はもちろん、掛かった時間やコストは無駄。せめて備え置きのモノを置いて、お互いにラクできるようにしたらいいのに。 ・掃除やゴミの処分など、そもそもの管理に手間が掛かる。人が出したゴミならいいが、経年による汚れを掃除したりといった手間は、積み重なって大きな無駄となってしまう。カビなど、湿度に関わるものは本当に面倒くさい。   一言で言うと、まだまだコスパが悪い ほんっと、賃料に見合わないんですよね。 管理コストは自分が負担して当たり前だなんて、所得の低い若者の生活をさらに苦しくするつもりですか? だから、実家が最高ってなるんですよ。コスト込みの賃料になればいいんですが、ありえないでしょうね。 ぼくの場合は、不動産の介入と曖昧な縛り、さらに管理コストが掛かり過ぎるために手放すことにしました。 ただし、ど田舎の空き家を月1万円で借りてみると、また変わってきます。 慣習による無駄な支払いがなく、期間や賃料を交渉でき、管理コスト込みの賃料を提示できます。デメリット解決です。 ハードになる分、そこらへんのノウハウを見つければ、他の賃貸にないメリットとなります。 さらに余談ですが、隣人が気難しい人間であったり、空き家の活用に対して疑心的であると、途端に暮らしづらくなります。 限界集落など、陸の孤島で住みづらいイメージがあるかもしれませんが、中途半端な地方都市の方がかえって面倒です。ご近所付き合い、ゴミ出しや騒音の問題など、都会の縮小版のような悩みが発生しますからね。 ど田舎の空き家であれば、そもそもご近所さんがいません。安い車とネットがある時代、半端な都会に住んでもなぁ……とぼくは思いますね。   ウチの団体の物件は、まさに空き家ならではのメリットがあります ウチの空き家活用団体で活用し始めたゼロの家は、先ほど書いたとおり、慣習による無駄な支払いがなく、期間や賃料を交渉でき、管理コスト込みの賃料を提示できます。もちろん、隣接したご近所さんはいません。 ちなみにゼロの家は、年間の支払いは12600円。そのうえ荷物やゴミは撤去されており、あるのは広大な畑と雑草です(これはゴミではなく堆肥になります)。 (参照:新プロジェクト『大豊穴内・ゼロの家』をスタートするにあたって「現状把握」と「今後の課題」についてのレポート : pskのblog) ゆくゆくは買い取りも視野に入れているので、デメリットがすべて解決できます。 それまでに投資した分を回収できれば、十分に成功した活用事例と言えるでしょう。   空き家活用は、手段のひとつ 家を持たないのではなく、家を作ることを常としていこう——そんな風に、ぼくは自分のライフスタイルを考えています。 そのため、空き家の活用だけでなく、車中泊やAirbnbといった“流動的な住環境“を作るつもりで動いています。 だからまぁ、空き家を再生して自分の好きな場所を! というモノに縛られる環境は好きではありません。どっかに帰らないといけないって状況は面倒ですわ。 空き家を活用する人を増やしたいと以前書きましたが、ぼく自身は活用する人と活用される家を増やして、自分がカンタンに借りられる家が増やしていくのが野望です。 というわけで、代表であるぼくは、特定の家というモノを持たず、色々チャレンジしていきますよ。