リアル移住者のAirbnb(民泊)活用法:高知の山奥で暮らすホストファミリーに聞いてきました

どうも、Airbnb(エアビーアンドビー)ブロガーのミヤザキです。Airbnbって何? という方は、こちらをご覧ください。

地方移住されたイケダハヤトさんのブログが注目を浴びているように、数年前から地方移住が話題になっていますよね。
今回は、昨年関東から高知に移住された後、Airbnbを使った民泊を始めたり、移住相談に乗っている方をインタビューしてきました。

移住体験やお試し移住、地方に人を呼びこむツールとしてAirbnb(民泊)がめっちゃ便利ですよ、という話です。

家族で高知に移住、すぐに始めたAirbnb

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今回紹介するのは、関東から高知の土佐山というエリアに移住されたご家族です。
土佐山の起業家養成プラグラム「エッジキャンプ」に旦那さんが参加した後、良い空き家を紹介してもらい、家族5人で移住されてきたそうです。

Airbnbを始めたのは、昨年の春頃。最初は「こんなところに来るかな?」と不安だったようですが、実際に受け入れ始めてからは、月に3〜4組ほどゲストが来ているとか。現在はご夫婦とお子さん三人で、他の仕事を組み合わせつつ、のんびりと運営されています。

物件の魅力は、やはり高知の山奥にあるからこその山あり川ありの大自然。おウチには薪ストーブもあります。
なにより他と違う魅力は、ホストファミリーのアットホーム感です。Airbnbのリスティングページからも、その雰囲気が伝わってきます。

こうした要素に惹かれてやって来るゲストは、ホストさん曰く「みんな良い人」。
Airbnbでバケーションを楽しんでるだけあって、家族連れだったり、いわゆる高学歴のアカデミックな人が多いようです。

「カウチサーフィンもAirbnbも、家にいながらにして自分も旅行するような感じですね」

カウチサーフィン (The CouchSurfing Project) =海外旅行などをする人が、他人の家に宿泊させてもらう(カウチをサーフさせてもらう)という形式の相互的な思いやりや信頼による制度。コミュニティーの軸にしたウエブサイトにて、プロフィール、身分確認制度、メンバー同士の評価等により、世界各地のメンバー間で連絡を取り相談の上で宿泊が決まる

元々、英語を活かす機会+子どもの交流を増やすため、2年ほどカウチサーフィンでゲストを受け入れていたそうです。

カウチサーフィンと違って、Airbnbはホストが金銭をもらって評価されます。その違いに少し緊張されたそうですが、副収入になるうえ、カウチサーフィンと同じような交流が得られるので、現在はAirbnbにおウチを登録されています。

カウチサーフィンで受け入れに慣れているのもあって、デメリットはほぼナシとのこと。強いて挙げるとすれば「子どもの勉強スペースの問題かな?」といったところでした。

ゲストにとって新鮮な土佐山の自然と生活

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さて、ここに来たゲストはどうやって一日を過ごすのでしょう?

「自然が好きな人が多いから、山の中にいるだけで癒されるというゲストさんもいますね」

訊いてみると、意外にも近所をぶらぶらして自然に癒されることを楽しむ方が多いそうです。
「家族連れのゲストの場合、子どもたち同士で一緒に遊んでくれるので助かる」と言われる方もいるんだとか。

民泊ホストの方には、ゲストが来た時に色々と案内しておもてなしする方もいます。
ただ、いつも案内しているとペース配分が難しかったり疲れたりするもの。しかし、土佐山は歩いていける近所の自然や子ども達がいる環境そのものが充分な魅力になっており、特別な案内が必要ない部分もあるようです。

「意外だったのは、保育園の子どもの送り迎えであってもゲストにとっては珍しいみたいで、一緒に行ったりしました。それもそうですよね、自分も海外に行ったら普段入れないような学校とか見てみたいって思いますし」

日本の日常生活の一部でもゲストにとっては新鮮です。それ以外にも、一緒に神祭に参加したりしたこともあるそうです。その土地ならではの風習や行事は、外国の方だけでなく移住を検討されている他県の方にも新鮮でしょうね。
他にも、ドイツ人のカップルを地域の芋煮会に連れて行ったら、とても喜んでもらえたという交流話もありました。

無理せず自然体でゲストを受け入れる

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「人の家のご飯って面白い。カレーひとつとっても面白い。ドネーション形式はおすすめですよ」

頂いた夕飯のシチューの美味しさはさることながら、ステキだったのはドネーションという食事形式でした。これは、食事に対してゲストの感覚・基準・判断で対価を決めてもらうシステムです。

ホストとしても、夕飯時にゲストがいたらどうするか迷う時があります。とはいえ提供する回数が多いと負担になります。このドネーション形式は、ホストも料理を気張らず、またゲストも対価にこだわる必要もありません。

先ほどのゲストの案内を始め、お互いに負担を掛け過ぎず、上手く持っているものを分け合う。このスタイルがお互いの文化やバックグラウンドを知ることを楽しむ潤滑油となるうえ、自然な生活を守ることにつながっています。

Airbnbで移住体験っていうカテゴリができそう

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移住の決断や物件探しについては、まだまだ実践者が少ないため、情報や前例が不足している状況です。

ご家族は移住を検討する際、いきなり現地に飛び込んで野宿になりかけたり、市町村の移住体験施設を利用されたり……と実に様々なエピソードを持っています。

「家族で田舎へ移住」だからこそ「勢い」が大切 : まだ東京で消耗してるの?

枠にはまらない夫婦でいたい。神奈川から高知の過疎地「土佐山」に「家族5人」で移住して、かろやかに生きています。

「移住コンシェルジュ的なものではなく、ひとつの例として、一家族として何をやったか何をやっているかを共有するというのがメインです」

ご家族は実践者として、リアルな体験+民泊できる場を活かして“実際の移住者の視点で暮らしてみる“という体験を提供しています。まさにロールモデルですね。そうした生の声に興味を持たれて高知まで来られた方もいるそうです。

「家族として移住するのは、ひとつとしての決断という側面があります。エアビーで来た人には、そういう人達もいます。イケダさんのブログを読んで来た日本の方もいますね」

移住や拠点探しという意味で、Airbnbというプラットフォームの存在は非常に役立ちます。
「実際に来てみる?」と言われたら気軽に行けますし、やり取りはすべてプラットフォーム上でスムーズに行えます。移住を検討する際、Airbnbの移住体験カテゴリで日本を見て回る——なんて使い方ができれば、遥かにラクですし、限りなくリアルな生活を体験できます。

ご家族は、Airbnbとは別に移住者としてのSkype相談や暮らし体験ツアーも用意されています。

ツアー概要

都会から田舎移住をし、空き家を改修して暮らす元サラリーマン家族の家にお泊りし、ふだんの暮らしぶりを体験していただくツアーです。

「この収入と支出で、こんな暮らしをしてるんだ。」がリアルにわかり、ドン引きするもよし。意外に何とかなるもんだな~と安心するもよし。実際に暮らしてみないとなかなか見えてこない「お金以外の豊かさ」の片鱗をすこしでも感じて頂けたら幸いです。

移住家族による移住相談

日々の何気ない暮らしについては、こちらのブログ『AJI LIFE 味のある未来のタメに。』で発信されています。旦那さんが写真上手で、まさにタイトル通り味のあるブログなので、ぜひ読んでみてください。

Airbnbとツアーの違いは、以下のとおりです。
・付き添いでの案内や食事の提供といったサービスがあるのは、ツアーでの申し込み
・案内や食事が必ず必要というわけではなく、比較的フリーな状態で現地を体験したいならAirbnb。

地方でホストとして検討されている方にとっては、民泊はナリワイのひとつとなります。ゲストに不安を覚えた場合、ホストは予約を受け入れずに断ることもできます。そうした仕組みを活かして、ご家族のようにのんびりと運営していくことも可能です。生活スペースを貸し出すのであれば、元よりリスクは少ないですからね。

最後に:民泊と組み合わせて個人の体験やスキルを活かしましょう

ご家族は、土佐山の移住者のつながりを活かした取り組みも検討されています。

例えば、夏場に長期で子どもを預かるキャンプ。デジタルデトックスツアーの提供。土佐山のガイドツアー(外国人モニターを探しているようです)。ゲストの滞在中の写真を撮ってあげるサービスの提供も考えているそうです。

今回のインタビューのような民泊ホストさんから聞いた実体験をふまえて、ただの宿泊サービスではないAirbnbを利用してナリワイを増やしていきましょう。

訪日外国人の方をターゲットとしたインバウンド観光と合わせて、あなたの地方にも人の流れを作っていきましょう。

 

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ABOUTこのブログを書いている人

91年高知県生まれ、高知県育ち。
新卒で就職後、地方の企業で便器を磨いていましたが、11ヶ月であっさり退職。
現在は、海外輸出やブログでフリーランスとして生活しています。

人生の作戦は「ガンガンあそぼうぜ」「おかねをだいじに」

現在は、車中泊と格安SIMの研究にハマっています。