【アクア 車中泊】燃費良しのHV車 アクアは工夫すれば車内泊に対応できる

——車中泊旅は、心の充電。

誰にも邪魔されず、誰にも(知り合いに)会わず、思う存分に趣味を楽しむ尽くす。もちろん、安上がりに。

工夫次第でそんな満足できる旅を実現できるのが、車中泊ならではの面白さです。

その奥深さに惹かれてアレコレ探していたところ、トヨタのハイブリッドコンパクトカーのAQUA(アクア)でも、意外と車中泊に対応できるということが分かりました。

 

アクアのここが車中泊向き

ハイブリッド車として人気のアクアは、平均燃費が23.01km/Lという燃費の良さを誇ります。

(参考元:アクア/トヨタ|燃費記録|みんカラ – 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・燃費・整備)

燃費の良さに惹かれたアクアのオーナーが、撮影旅行や釣り、キャンプといったアウトドアのためにアクアを車中泊仕様にするケースもあります。

同じトヨタのハイブリッド車のプリウスに比べると、アクアの方が燃費が良いという意見も多いです。そのうえ、アクアの方が低価格でコンパクト、普段の街乗りでも乗り回しがラクという魅力があります。

 

実際に寝るときの車中泊スペース

燃費の良さとコンパクトというメリットがある分、室内の高さや座席の段差が問題となってきます。

実際のスペースがどんな風になるのか? アクア 1.5S で測ってきました。

・室内長 〜170cm(前席を含まない)

後席で寝る場合、170cm以上の方は足を曲げないと寝られない広さです。ただし、この場合は前部座席を含んでいません。一人で寝る場合は、助手席をうまく活用すれば170cm以上の方でも寝ることができますが、180cm以上ある方にとっては窮屈に感じるでしょう。

・横幅 100〜130cm

一人であれば充分、二人であれば密着気味になる広さです。ダブルベッドの横幅が140cmほどなので、すこし狭いといったところです。

・室内高 〜69.5cm

同じトヨタのプリウスと比べると狭いようです。座ることができない高さですが、横になって寝るだけなら十分な高さです。圧迫感があるという意見もあるので、一度横になって体感しておいた方がいいでしょう。

 

アクアを選ぶ際に知っておくべき注意点

電動エアコンの特徴

プリウスの車中泊記事でも紹介していますが、アクアのようなハイブリッド(HV)車は、バッテリーでエアコンが動く電動エアコンを搭載しています。そのため、ガソリン車に比べて室内が静かになります。

さらに以下のような特徴があります。

  • 暖房や冷房を使って電池が消費されると、エンジンが動作を始めて充電。充電が終わると自動的に停止する。
  • 1時間ほどのエアコン稼働であれば、バッテリーに蓄電された電力でまかなえるので、ガソリンの消費は非常に少ない。
  • 強制的に充電したいときは、サイドブレーキを掛けてPレンジに入れた状態でアクセル踏むことで、エンジンが掛かり充電される。

たとえば、夏に車中泊をする際、エアコンを点けたまま一晩過ごしても、ガソリンを2〜3リッターほどしか消費しなかったという話もあります。冬の場合は、電気ではなく冷却水の熱を使って暖房を行うため、消費ガソリン量が大きくなります。

ただし、サービスエリアやパーキングエリアでのアイドリングは禁止されているので、当ブログでは推奨しません。

エンジンの騒音問題

先ほどの電動エアコンは、メリットと同時にデメリットもあります。

それは、エンジンの始動時と停止時に振動が起こるというものです。エアコンの電力を充電するためにエンジンが動いたり止まったりするのですが「エンジン音が大きい」「振動が大きい」という一部のオーナーの意見もあります。

とはいえ、すぐに熟睡できる方や疲れてぐっすり眠っている場合は気にならないでしょう。

 

車中泊のためのシートアレンジ

では、実際に車中泊をするにあたってのシートアレンジを確認していきましょう。

大前提として、アクアは後部座席(リアシート)を倒してもフルフラットにはなりません。リアシートの下にバッテリーがあり、どうしてもラゲッジスペースとの間に段差ができてしまうからです。

また、前部座席(フロントシート)とリアシートの間に隙間ができます。

 

シートの段差や隙間を解消するための改造方法

パッと見るかぎり、フラットにするのは難しそうですね。

でも、実は必要なアイテムを積んでおくだけでカンタンに車中泊仕様にできるんです。

ラゲッジスペース(荷室)の段差(およそ奥行き68cm、幅100cm、高さ20cm)

(引用元:トヨタ アクアで車中泊! – 山ノオト

この段差は、ホームセンターなどで売っているコンテナボックスで埋めることができます。1個あたり1000円前後で買えます。

重ねられるタイプで、高さが20cm手前のボックスが2個あれば、写真のようにすっぽり嵌ります。

コンテナボックスは2個合わせても幅が100cmに足りない場合があるので、幅が50cmほどある収納ケースを使っても構いません。ケースは高さが合う浅型のものを選びましょう。

どちらであってもボックスの凸凹が残るので、できれば1cm以上の固い板か分厚い毛布を敷きましょう。板は、ホームセンターなどで合板や化粧板として売られています。1枚あたり1000円前後です。板の大きさによっては2枚組み合わせる必要もあります。

 

フロントシートとリアシートの段差(およそ奥行き30cm、幅37cm、高さ55cm)

(引用元:Balearicker TOYOTAアクアを車中泊仕様にDIY

こちらは、先ほど紹介したコンテナボックスであれば、運転席と助手席側に同じものを2個ずつ、計4個重ねるだけです。

注意点として、収納ケースの場合は幅が合わずに入らない可能性があります。

同じコンテナボックスを用意するとなった場合、ラゲッジスペースの分を合わせてぜんぶで6個のコンテナが必要となり、合計で6000円以上掛かります。さらに、車に積み込んだ際にスペースを取ります。

安価に抑えてスペースを確保をするためには、メッシュパネルという網状の板を使うのがおすすめです。

(引用元:(=^0^=)/ひろしの♪ボート釣り大好き♪:アクアで車中泊

メッシュパネルは100均でも売られています。強度に不安がある方は、ホームセンターで売られている1000円ほどの方を購入しましょう。

サイズは45cm × 45cm以上を選んでください。

このパネルを、ホームセンターで売っている荷絞めベルト(ロープでも可)を使って前席から吊り下げます。こうすれば、隙間をスペースとして活用しつつ、隙間の問題が解決できます。

 

アクアで快適に寝るための方法

斜めになって足を伸ばして寝る

(引用元:(=^0^=)/ひろしの♪ボート釣り大好き♪:アクアで車中泊

身長168cm未満の方が一人で寝る場合、アクアの車内では斜めに寝るのがおすすめです。

ギリギリ身長が大丈夫という方でも、リアシートからラゲッジスペースにかけて傾斜があるので、足を曲げて寝ると身体を痛める可能性があります。足を伸ばしきれるように調整しましょう。

小物を枕元に置いておく

寝る際は、リアシートの窓際に頭が近い状態になるでしょう。

その際、窓枠の上にある手すりにカゴなどを吊るしておき、スマホやカギを入れて置くと便利です。

アクアは室内の高さが70cmに満たず、その狭さから起きた時に頭をぶつける方もいます。できるかぎり寝転がったまま行動できるよう、必要なものは枕元にまとめておきましょう。

プライバシーシェードを使う

シェードとは、外から見えないようにしたり、車内で快適に過ごせるようにするためのアイテムです。車種専用のシェードは割高なので、代用品を買ったり、自作する方も多いです。

  • 窓から照明やヘッドライトの光が入ってくるので、なかなか寝付けなかったり、早朝に目が覚めてしまう。
  • (冬場は)ガラスが結露することで、窓際が濡れた状態になったり、室内が寒くなってしまう。
  • 目隠しをしていない場合、外から丸見えになってしまい、盗難やトラブルの危険が高まる。

こういった問題を解決してくれるのがシェードというわけです。さらにプライバシーや防犯を考えると、もし女性が車中泊をする場合、シェードを付けずに寝るのは非常に危険です。便利、というより車中泊において必須アイテムと言えます。

夏場の場合は、換気が必要になるので、以下のような虫除けネットが重宝します。もちろん、目隠しにもなりますよ。

アクアで実際に車中泊をする方法

一人で車中泊をする場合

この場合、段差を埋めて後部座席の方で寝るか、助手席で寝るかの二択になります。

170cm未満であれば後部座席170~175cmであれば助手席が向いています。それ以上の身長の方はかなり窮屈になります。

助手席を使う場合は、30cm × 30cmの荷物入れボックスとエアー枕(あるいは毛布)を用意して、以下の手順でセットします。

  1. 助手席を最大限、後ろへ下げる
  2. ヘッドレストを前後反転させる
  3. シートを最大限倒す
  4. 助手席の足元に高さ30cm、幅30cmほどのボックスを置く(エアー枕を使う)
  5. シートの腰元にエアー枕を敷く。

こうすれば、リクライニングシートのような形になります。完全なフラットにはならないので、気になる方は後部座席側で寝るようにしましょう。

また、マットとしては携帯性に優れたサーマレストがおすすめです。

こちらのサーマレスト(レギュラータイプ)は、8000円ほど。

アウトドア全般で利用できるようにクッション性が高められており、岩場や小石のうえで敷いても多少のゴツゴツは気になりません。片側にアルミ蒸着が施されており、断熱性や摩耗への耐性もバッチリです。普通の銀マットとはまったく違います。

重量は、Zライトの名前通り、レギュラーで490g。100円前後のペットボトル三個分ほどです。軽いのか疑問に思う方もいるかもしれませんが、他のマットレスは1kgを越えるものが多いです。他のマットに比べて半分以下の重さということになります。

さらに折りたたみ式で簡単に展開&収納できるので、他のマットレスに比べて車内で保管しやすいです。

二人で車中泊をする場合

一人であれば斜めに寝ることができますが、二人の場合は横並びになります。168cm以上の方は足を曲げて寝なければいけません。

そのため二人で寝るのはあまりおすすめできませんが、もし寝る場合はできるかぎり分厚いマットを敷くようにしましょう。

奥行きと幅を考えると、ニトリのマットレスがちょうどいい大きさで、手頃な価格です。

ニトリ 6つ折りマットレス

こちらのニトリの6つ折りマットレスは、3000円という安さで手に入ります。

二人用であれば、運転席のスペースを使ってマットレスを敷き詰める方法があります。スペースにぴったりにはまり、非常にリーズナブルなので、ホンダのN-BOXのカタログでも推奨されているそうです。

実際のサイズは、横幅100cm×奥行き200cm×厚さ3cmです。

アクアの場合、狭くなっている箇所の幅が100cmとギリギリになりますが、これひとつで車内全体に敷き詰められるのは便利ですね。

デメリットとして、折りたたんだ状態でもかさばります。車内に保管する際は、けっこうスペースを取りますね。

nitori mat space

しかし、3000円というずば抜けた安さとニトリで買える手軽さが魅力です。使用頻度が高い方にはオススメできませんが、とにかくコストを安く抑えたいという方に向いています。

>>【ニトリの6つ折りマットレスを詳しく見てみる】

まとめ

何事も備えあれば憂いなし。アクアでの車中泊を検討の方は、ぜひ快適な旅のために必要なものを揃えておきましょう。

アクアでの車中泊における知っておくべきポイントをまとめると、以下のようになります。

  • アクアは、車中泊ができる車のなかでも燃費が良い車種(23.01km/L)。
  • 車内をフラットにするためには、最低4000円〜6000円の出費が必要。
  • 一人の場合、170cm未満であれば後部座席、170~175cmであれば助手席が向いている。
  • 後部座席の場合、168cm以上の方は足を曲げて寝るか、斜めに寝ることになる。

まず段差を埋めるためのアイテムは必須となります。ビジネスホテルの宿泊料金と比べて、安いと取るか高いと取るか。今後の車中泊ライフに応じて検討してみてください。

つまり、アクアが優れているのは、車体価格を抑えつつ、燃費の良さでガソリン費を抑えながらも、ボックス等を買うだけで手軽に車中泊環境が作れるという点です。もちろん、軽自動車にはない乗り心地や乗り回しの良さもメリットですね。

ぜひ参考にしてみてください。

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ABOUTこのブログを書いている人

91年高知県生まれ、高知県育ち。
新卒で就職後、地方の企業で便器を磨いていましたが、11ヶ月であっさり退職。
現在は、カメラの海外輸出やゲストハウス運営をやっています。

人生の作戦は「ガンガンあそぼうぜ」「おかねをだいじに」

現在は、車中泊と格安SIMの研究にハマっています。